東京オリンピック

選手亡命|ベラルーシ大統領の暴言まとめ!「お前は国の恥だ」中傷キャンペーンも


陸上競技のベラルーシ代表:クリスツィナ・ツィマノウスカヤ選手が強制帰国を命じられた件が話題になっています。

東京オリンピックに出場した東欧ベラルーシの女子陸上選手が1日、代表チームの運営について不満を公言した後、コーチ陣に東京の羽田空港に連れられたものの、「ベラルーシには帰らない」と主張している。搭乗予約のあったトルコ・イスタンブール行きの便に乗らずに済むよう、空港警察に保護を求めたという。

引用元:BBCニュース

独裁国として知られる東ヨーロッパのベラルーシ。大統領のルカシェンコ氏の「暴言」とも取れる発言にも注目が集まっています。

選手亡命|ベラルーシ大統領の暴言まとめ!

東にロシア連邦、南にウクライナが位置する独裁国・ベラルーシ。

陸上競技のベラルーシ代表:クリスツィナ・ツィマノウスカヤ選手は、200mリレー選手にも関わらず、2021年8月5日に予定されている400mリレーに出場するよう急きょ指示されたと言います。

ツィマノウスカヤ選手は7月末、インスタグラムに動画を投稿。一部の選手に出場資格がないことが分かり、5日に予定される400メートルリレーに出場するよう急きょ指示されたのだと話していた。

引用元:BBCニュース

そのことを動画にしてSNSに公開したクリスツィナ・ツィマノウスカヤ選手が、ベラルーシから強制帰国を命じられたため、羽田空港へ連れて行かれたとのこと。

ロイター通信によると、ツィマノウスカヤ選手はSNSで「(5日の)女子1600メートルリレー予選の参加に必要なドーピング検査を複数の選手が十分に行わなかったことで出場資格を得られず、自身がリレーメンバーに入れられた」とコーチ陣の不手際を批判した。すると1日、コーチ陣から荷物をまとめるよう指示され、空港に連れて行かれたという。ツィマノウスカヤ選手はロイター通信に「ベラルーシには帰らない」と話しているという。

引用元:朝日新聞デジタル

「どの国よりもスポーツに資金をつぎ込んでいるのに」

「飢えていない」

「彼女(チマノフスカヤ)はメダルを獲ったのか? 獲ってはいない。私は選手たちが東京に向かう前に、『メダルなしで帰国したら、逮捕する』と警告しておいた。私は約束は常に果たす男だ」

「(外国の選手は)五輪で勝てば何でも手に入るが、負ければパンを探し回らなければならないことを知っている」

また、ベラルーシといえば、2021年5月にジャーナリスト拘束のために国家が飛行機をハイジャックした国として有名。

そんな国に選手を帰国させるのは危険だ」との意見が多く見受けられます。

選手亡命|「お前は国の恥だ」中傷キャンペーンも

また、一連の流れを受け、ベラルーシのメディアでは『“お前は国の恥だ”中傷キャンペーン』が始まった様子。

「ベラルーシ代表チームの管理体制を彼女が7月30日に批判すると、独裁政権側のメディアは『お前は国の恥だ』という中傷キャンペーンを開始した。今となってはベラルーシに帰国するのが怖いと(ツィマノウスカヤ選手は)話しているが、チーム関係者が無理やり彼女を東京の空港へ連れて行った」

引用元:BBCニュース

この報道を受け、SNSでは「なおさら彼女を帰国させるべきではない」との声が多く挙がっています。

ベラルーシの選手亡命|SNSの声まとめ

選手亡命|ベラルーシ大統領の暴言まとめ!「お前は国の恥だ」中傷キャンペーンも

選手団の管理体制のすれ違いにより、強制帰国させられそうになっている陸上競技のベラルーシ代表:クリスツィナ・ツィマノウスカヤ選手。

オーストリアへの亡命を希望されているそうですが、ベラルーシ大統領の暴言やベラルーシの情勢問題もあり、無事に亡命できるかどうかは今の所わかっていません。続報を待ちたいと思います。